BlackBerryPrivで使う日本語入力の選択肢として、ATOKとWnnkeyboardLabはみなさんご存知だと思います。
その他は動作が重かったり、変換がイマイチだったり、デベロッパーが嫌いだったりという事で、私の場合はこの2択になっています。
最初はGoogle日本語入力を使っていましたが、もっと文字入力を快適にしたいと思い、気になっていたATOKを購入しました。
しかし、ATOKはタッチセンサー付キーボードに対応していないので、変換性能は良いもののPRIVを活かしきれておらず、なんか違うなとは思いつつもATOKを使い続けていました。
そんな中、PlayStoreでWnnkeyboardLabを見つけ、そのレビューでタッチセンサー付キーボードに対応しているとの情報があったので即インストール。(というかATOK高額すぎるし対応してくれ)
最初はATOKに慣れていたのもあり、変換性能はイマイチかなとも思っていたんですが、拡張機能の外部変換でGoogle日本語入力と連携すれば問題なく使えるので、ATOKとWnnkeyboardLabを行ったり来たりして、最終的にはWnnkeyboardLabに落ち着きそうな感じです。
この2つの日本語入力アプリについて簡単に紹介します。
特に、ATOKは有料で約1500円もするので、設定や拡張機能など自分に合っているかよく検討して導入した方が良いです。
1500円もあれば他の優良なアプリが購入できますから。
目次
ATOK
ATOKは有料の高額なアプリなので、私も過度の期待をしていたのでしょう・・・・変換性能はPC版とまではいかないまでも優秀だと思います。
WnnkeyboardLabやその他にも色々使い、個人的に変換性能はATOKが一番良かったです。
入力
入力中のカーソール移動はディスプレイ上で画面タップで行うので、この点についてはちょっと煩わしく感じました。
変換候補の入力はディスプレイ下部に表示される候補をタップして行います。
PRIVの場合、物理キーボードのすぐ上にソフトウェアキーボードが表示されるので、PRIVで物理キーボードを打ちながら変換候補をタップするのは特に問題ないと思います。
ATOKはタッチセンサー付の物理キーボードに対応していないので、BlackBerryPrivのタッチセンサー付の物理キーボード上をスワイプしてカーソールを移動させたり、変換候補を選択するという使い方はできません。
ここがちょっと残念なところですね。
言語切り替え
物理キーボードでの日本語、英語の切り替えは「alt + space」で切り替えします。
英語→日本語への切り替えの際はスムーズなんですが、日本語→英語の場合は、同じようにすると記号入力になってしまうので、「alt + space、alt」という感じで「alt」を1つ足して切り替えしてます。
変換性能
変換性能はまずまずで色々試した中では一番良かったです。
学習辞書機能があるので使っていくうちに更に良くなっていくでしょうし、自分にあった拡張辞書を追加したり、定型文などの機能を使いこなせば更に快適になります。
※英字入力時に、「,」と「.」が「、」と」「。」になってしまう場合、BackBerryキーボードをアンインストールする事で解決します。
機能
ATOKの機能は以下のとおり。
無料で利用できます・・・当たり前か。
[ATOK Sync]
・ATOK for Windows、Macと登録単語を共有
[ATOK拡張辞書]
・顔文字辞書、和英辞書、文例辞書など、
入力が便利になる辞書を10個まで利用可能
※拡張辞書はGoogle Playで提供中
[ATOKキーワードExpress]
・ニュースのキーワードや話題の有名人など、
経済・スポーツ・芸能のトレンドを変換
[ATOKダイレクト for マッシュルーム]
・マッシュルームアプリと連携
拡張機能は充実していて拡張辞書もカテゴリ分けされているので、自分の良く使うカテゴリ辞書の拡張が可能です。
この拡張辞書によって使い勝手は格段によくなりますし、アプリ内の設定やツールを上手く使えば、快適になると思います。
私の場合は拡張機能は拡張辞書しか使っていません。
設定
アプリ内設定のツールより辞書ユーティリティや定型文ユーティリティ、MYコレユーティリティなどの設定があります。
私は辞書や定型文等のユーティリティ設定をまだ使っていません・・・今のところ、そんなに使うタイミングが無いかなと思ったり。
定型文はビジネス用途で利用する機会が多い方は重宝するんじゃないでしょうか。
ATOKは自分にあった設定ができれば、まだまだ快適になりそうです。(因みに、設定はエクスポート、インポートできるので端末が変わってもエクスポートしておけば安心)
Wnn Keyborad Lab
WnnKeyboradLabの利点はなんといってもタッチセンサー式キーボードに対応している点で、PRIVにとってはとっても有り難い存在です。
変換性能はATOKより劣りますが、外部連携機能によりGoogle日本語入力と連携して変換性能を強化できるので、Google日本語入力に不満がなければこのアプリ一択でいいかもしれないですね。
又、タッチセンサー式キーボードを最大限活かせるのは現状WnnKeyboradLabだけなので、BlackBerryPRIVユーザーには外せない選択肢といえるでしょう。
入力
入力中のカーソール移動は、キーボード上をスワイプして操作が可能。
さらに、変換候補の表示も設定によって入力しているテキストフィールドのすぐ下に表示させる事が可能な為、視線を落とさずに変換候補を選択でき、変換候補の選択もタッチセンサー式キーボード上を上下にスワイプして行えるのも良いです。
欲をいえば、シフト長押し+スワイプなどで文頭、文末へのカーソール移動とか追加して欲しいですね。
気になる点としては2つ、1つは以前はテキスト入力中にタッチセンサーが動作してカーソールが飛ぶ事がよくあった、これは個人差にもよるが、現在はセンサー感度が改善されてごく稀に起こる程度になっているので、それほど気にならないと思います。
もう1つは、英字入力時の頭文字が大文字になってしまう事、これは、設定で「自動大文字変換」をオフに変更する事で早々に解決しました。
言語切替
物理キーボードでの日本語、英語の切り替えは「シフト + space」で切り替えします。
変換性能
WnnKeyboradLab単体の変換性能はそれほど高くないですが、外部連携機能としてGoogle日本語入力の候補を表示可能なので、十分使えます。
ただし、外部連携機能を使っていると外部変換時の通信エラー回避の為に、電池の設定で電池の最適化をオフにして使っているので、アプリ電池の消費が大きくなってしまい悩ましいところ。
私は快適に入力できる方が良いので、電池消耗を気にせずに外部連携+電池最適化オフで使っています。
こちらも学習辞書機能、ユーザー辞書があるので、外部変換を使わない場合でも使っていくうちに多少は良くなると思います。
機能
WnnKeyboradLabの主な機能は以下のとおり。
・絵文字入力(Unicode絵文字対応)
・入力拡張プラグイン(マッシュルーム互換)対応
・キーボードイメージ切り替え対応
・フローティングキーボード対応
・マルチデバイス対応(スマホ、タブレット向けキーボード)
・ユーザー辞書バックアップ機能
外部アプリ連携
外部アプリ連携機能として、外部変換エンジン5つと連携が可能。
Google日本語入力だけで十分だが、追加することで、更に変換性能が高くなる?かもしれない。
外部連携の設定
「設定」⇒「言語と入力」⇒「Wnn Keyboard Lab」⇒「外部アプリ連携」
「外部変換エンジン」⇒「Google Jpapanese Input」にチェック、以上で完了です。
変換時に外部連携で通信エラーが出た場合の対処法
外部変換を使用した時に通信エラーがでる場合、以下の設定を行う事で改善される。
「設定」⇒「電池」⇒右上メニューより、「電池の最適化」⇒電池の最適化の画面で、プルダウンより「すべてのアプリ」を選択。
すべてのアプリの一覧の中から、「Wnn外部変換(Google日本語入力)」を選択⇒「最適化しない」を選択する。
プルダウンより「最適化していないアプリ」を選択し、「Wnn外部変換(Google日本語入力)」が表示されていれば完了。
コンテンツ連携
コンテンツ連携機能では、キーボードのデザイン変更など外部コンテンツと連携させてカスタマイズできる機能。
管理人はコンテンツを有効にはしていないものの、恥ずかしながら、配信終了が迫っていった「ハッカードールTHEき~ぼ~ど」を追加している。
キャラクター音声が聴けたり、ソフトウェアキーボードの背景デザイン、変換辞書などのコンテンツを利用できる。
設定
設定は、表示、予測変換、キー操作など細かく設定できます。
無料でこれだけできれば十分だと思います。
WnnkeyboardLabは無料で気軽に試せるのがいいですね、今後も無料のままで継続してほしいです。
日本語入力も外部変換で十分使えるレベルになり、タッチセンサー式キーボードにも対応しているのでPRIVユーザーはやはりコレですかね。
あとがき
それぞれ、一長一短で自分に合う方であればどちらでも良いかなと思いますが、PRIVで利用するなら無料で利用できるWnnkeyboardLabがやはりオススメです。
変換性能に関しては、WnnkeyboardLabは外部連携でGoogle日本語入力と連携できるので問題ないです。
ただ、変換時に候補一覧で外部変換を表示させるのにワンクッション(タップまたはEnterクリック)必要ですし、外部変換を利用すると電池持ちも少し悪くなると感じました。
そこが許容できるのであれば、タッチセンサー式キーボードを活かした日本語入力ができるので、PRIVにはWnnkeyboardLabが最も良い選択肢になると思います。
私の場合は、未だに行ったり来たりしていますが、WnnkeyboardLabに落ち着きそうだなと思ってます。(追記:最終的には変換、候補選択で快適なATOKになりました。)
WnnkeyboardLabはタッチセンサー式キーボードに対応するなど、需要が少なくてもユーザーの声に応えてくれてるのが好感もてますし、今後も期待できそうなイメージを持ちました。
ATOKについては拡張辞書や変換性能は良いんですが、WnnkeyboardLabは無料であそこまでできますからね。
ただ、PRIVでなければATOKの方が良いとは思いますが、その場合は他の無料アプリもありますし、ATOKの価格に満足できるかどうかは使い方によるところが大きく、そうなるとやはり無料の方がリスクが少ない分、そちらをオススメしてしまいますね。
しかし、1500円は高いですね。