BlackBerry Passport を2か月ほど使用しましたのでレビュー。
購入から受取まで
Amazon.comで購入。
購入総額は63,000円程です。セール時に米アマゾン購入したので、結構安く手に入れる事ができました。(SQW100-1)
BlackBerry Passport – Factory Unlocked Smartphone – Black
BlackBerry Passport – Factory Unlocked Smartphone – Red
BlackBerry Passport – Factory Unlocked Smartphone – White
こちらは日本のアマゾン。
正規代理店品
[amazonjs asin=”B016DN4KXA” locale=”JP” title=”BlackBerry Passport 【amazon.co.jp出品/販売分のみ日本正規代理店品】 Black SIMフリースマートフォン ブラックベリー 32GB Touch-Enabled QWERTY キーボード caseplay FOX”]
並行輸入品はこちら
[amazonjs asin=”B00PAR6E9O” locale=”JP” title=”BlackBerry Passport LTE – SQW100-1: RGY181LW (SIMフリー, 32GB, Black)並行輸入品”]
注文から11日で手元に届きました。
付属品は説明書、ACアダプタ、イヤホン、micro USB ケーブル、イヤーパッド。

外 観

BlackBerry Passportという名のとおり、大きさはパスポートと同じくらいで、全体的に高級感があっていい感じです。
写真でみるより現物の方がいいですね。(保護フィルム、レザーカバーは別売りのものを装着/Passport Leather Flip Case (Tan) ,Passport Screen Protector (2 Pack))
画面サイズは正方形の4.5型ディスプレイで解像度は1440×1440ドット、ガラスはゴリラガラス3。このディスプレイの下にQWERTYキーボードがありタッチセンサー式でスワイプ動作に対応。
大きくなったQWERTYキーボードは質感もよく操作感もいい感じ。BlackBerryによればこのQWERTYキーボードは従来の想キーボードと比較すると誤入力率が平均で74%も軽減されるらしい。
側面の金属部分は艶消しで、ボリュームキー等のボタン部分は艶出し加工になっており高級感があります。

上部側面はイヤホンジャックと電源/ロックボタン。電源/ロックボタンは艶消しとなっており、金属部分と統一感があってさり気無い感じ。

下部側面はマイク、スピーカー、USBポートがあります。
背面はセンターにカメラレンズ、質感はマットな感じです。
midroSDカードの128GBも購入し装着しています。
【128GB】 SanDisk/サンディスク microSDXCカード Ultra UHS-1対応 Class10 SD変換アダプター付 海外リテール SDSDQUA-128G-Q46A
ポイント
基本的な操作はOS10.2と同じですが、色々と新機能も追加・改善されています。
Amazon App Store がプリインストールされているので、Androidアプリを手軽に導入できます。
Passportはハイスペックなのでサクサク動作します。Androidアプリの動作もQ10と比較すると格段に違います。
正方形ディスプレイがこれだけ大きいとドキュメントやメール、ウェブブラウザ閲覧時に視線を縦に動かさなくていいので楽です。
タッチセンサー式キーボードによってブラウザ閲覧時のスクロールやテキスト入力時にキーボード上をスワイプし操作できるようになっています。
AssistantはiphoneでいうSiriのような機能ですが、日本語未対応なので利用できないのが残念ですね。
BlackBerryBlendはなかなか良い機能だと思っています。各端末のソフトに依存せずにメールの送信やカレンダーの確認、編集ができるので、各端末にメールアカウントの設定をする必要もなくなります。
PCを端末のバックアップ機能のみで使っている人なんかは、いっそうPCのメールソフトをやめてBlackBerryBlendで運用するのも有かもしれません。
インターフェイス
インターフェイスはOS10.2からは色々と機能追加やデザインの変更があって新鮮でした。
ロック画面のアラートメッセージは従来どおり一覧性がよいです。
OS10.3ではホーム画面が存在しており、ナビゲーションドックにもホームアイコンが追加されています。
これは従来、マルチタスクでアクティブなアプリが表示されていた画面ですが、ホーム画面という位置づけになっています。
アプリアイコンもシンプルなフラットデザインになっていてこっちの方が好みです。
画面が大きくなったことで、画面外からのスワイプ動作が容易になった気がします。
特に、アプリで画面下部のエスケープボタンを非表示にし、画面下部から斜め右か左にスワイプしてエスケープする時、キーボードのU付近からスワイプすると誤動作がほとんどなくなりました。
初期設定はOS10.2では初回起動時に多少わかりづらい所もありますが、OS10.3では最初から日本語が選択できますし、チュートリアルもあるので基本操作等はすぐに理解できます。
※記事掲載の動画は英語での説明字幕がありますが、動画画面右下の右から3つ目の設定>字幕>「オフ」から「字幕を翻訳」にし日本語を選択する事で表示言語を変更できます。
動画 Interface
BlackBerry Hub
大画面になった事で当然ですが閲覧しやすく、OS10.3では機能が追加されてるので操作性も向上しています。
画面中央下部のアイコンで新規作成や添付ファイル閲覧、検索が容易。
右上のメニューよりメッセージの削除、フォルダへの移動が簡単にできます。
動画 BlackBerry Hub
カメラ
カメラの画質はスマホのカメラとしては十分じゃないでしょうか。画質もそこそこで必要最低限の機能はついてますし。
パノラマ撮影ができるようになっていますね。
動画 Camera
ブラウザー
標準ブラウザは起動や処理速度が速いのと他のアプリとの連携もあってよく使います。
検索エンジンの変更は標準ブラウザのURL入力欄に検索キーワードを入力したら、画面右上にプルダウンで検索エンジンの選択できるのでGoogleにしておくと良いです。OS10.2でも同様。
ブラウザのスクロールはキーボード上をスワイプして操作ができますが、あまり使わないですね。
他に、Chrom、ヤフー等のAndroidアプリも導入していますが、それぞれ一長一短があります。
動画 Browser Basics
キーボード
キーボードはシンプルに英字キーとスペースキー、エンターキー、バックスペースキーのみの構成で他の記号、数字やシフトキーなどはソフトウェアキーボードで入力するようになっています。
最初のうちは戸惑うこともありましたが、慣れてくると素早く正確に入力できるようになります。
日本語変換はイマイチですが、英語を標準語としている人は相当使いやすいんだろうなと。
英字入力の場合、キーボード入力中に変換候補が画面下部に表示されますが、該当の候補の位置に対し、キーボード上を上にスワイプすればその候補が確定されます。
又、入力時にキーボード上を右から左にスワイプすれば入力済のアクティブな文字が削除できます。
文字のカーソール移動の操作は、キーボード上をダブルタップする事で、カーソールが表示されて移動モードになるので、キーボード上を左右にスワイプする事で任意の場所にカーソルを配置できます。
このシンプルで大きく入力しやすくなったキーボードでの文字入力やキーボード上のタッチセンサーによるスワイプでの削除、候補の確定、カーソール移動とソフトウェアキーボードでの数字・記号の入力などにより生産性、正確性の効率向上を第一にしているのがよく分ります。
ただ、日本語入力ではその長所をあまり感じる事はできないかもしれません。
動画 Keyboard and Typing
総評
2か月ほどの使用なので、まだ細かい機能まで使いこなせていませんが日常の利用ではなんの問題もありません。
ジーパンの後ろポケットには入りますが、基本的に鞄に入れています。
Q10は前ポケット、後ろポケットにも入れて持ち歩く事もありましたが、Passportはポケットにいれるには重い・大きいのでポケットに入れようという気にならないですね。
Q10と比較するとPassportは大画面、ハイスペックで高級感もありますが、その大きさや重さがデメリットでもあります。
通話する時は幅が広いのでちょっと持ちにくかったり、長時間持っていると重いので疲れたり。
Q5、Q10など軽量コンパクトで携帯しやすいのが好みな人はPassportは不評でしょうね。
ただ、重さは確かに重いんですが、その重さに見合った高級感は感じられると思います。
それに、大きいといってもパスポートサイズなので絶妙といえば絶妙なサイズ感。
この大きな画面はAndroidアプリや、動画、写真、ブラウザ、電子書籍、特に地図系アプリはとても見やすく、ハードがハイスペックなおかげで処理もサクサク動作します。
AndroidアプリはAmazonAppStoreによって手軽に導入はできますが、まだまだアプリが少ないのでSnapやPlaStoreを導入してLINE等の必要なアプリを入手する必要があります。
大阪市内でb-mobile のスマホ電話SIMで利用していますが、ほぼ4Gでの接続で、バッテーリーはゲームをしなければ2~3日はもちそうなので、なかなか良い端末だと思いました。